毎日の食事で「たんぱく質をしっかり摂りたい」と思っていても、忙しい朝や外出先ではなかなか難しいもの。そんなときに頼れるのが、高たんぱくおにぎりです。
本記事では、手軽に作れておいしい高たんぱくおにぎりレシピをご紹介します。
食事管理を続けたい方も、筋トレやダイエットを頑張る方も、今日から簡単に「たんぱく質のある暮らし」を始めてみましょう。
おすすめの高たんぱくおにぎりレシピ【作り方・栄養ポイントつき】
ツナ卵マヨおにぎり(筋トレ後のたんぱく質補給に)
ツナと卵のWたんぱく質で、運動後のリカバリーにぴったり。まろやかなマヨネーズのコクで、冷めてもおいしい人気の一品です。

納豆おかかおにぎり(腸活にも◎)
発酵食品の納豆とかつお節のうま味が合わさった、腸活にもぴったりなおにぎり。植物性たんぱく質と食物繊維を一緒に摂れて、朝ごはんや軽食にもおすすめです。

鮭と枝豆のWたんぱくおにぎり(彩りも栄養もバランス◎)
鮭の動物性たんぱくと枝豆の植物性たんぱくを組み合わせた、ヘルシーで満足感のあるおにぎり。朝食やお弁当におすすめです。

鶏むね×枝豆×チーズ!筋トレおにぎりレシピ
鶏むね肉・枝豆・チーズの栄養満点おにぎりレシピ!高たんぱくで筋トレ後の回復にも◎。脂質控えめで冷めても美味しい、ボディメイク中にもうれしい一品です。

高たんぱくおにぎりに向いている具材と選び方
高たんぱくおにぎりのポイントは、良質なたんぱく質源を中心に、ビタミンやミネラルも補える具材を組み合わせることです。
動物性・植物性たんぱく質をバランスよく取り入れることで、筋肉の合成を助けながら脂質を抑えられます。
さらに、海藻や乳製品を加えることでカルシウムや鉄分も補給でき、1個で五大栄養素がそろう「完全食」に近づきます。
目的に合わせて、トレーニング後・ダイエット中・日常の食事などで使い分けるとより効果的です。
卵・魚・肉などの動物性たんぱく質
卵は1個で約6〜7gのたんぱく質を含む代表的な食材で、ゆで卵や卵焼きなどはおにぎりに挟んでも食べやすい万能選手です。
鮭やツナ、サバなどの魚介類は、たんぱく質に加えてDHA・EPA・ビタミンDなどの栄養素を含み、骨や脳、血流の健康にも貢献します。
肉類では、鶏むね肉やささみが高たんぱく・低脂質で、冷めてもやわらかく仕上がりやすい点が魅力。牛肉のしぐれ煮やそぼろなども鉄分が豊富で、特に女性の貧血予防や疲労回復に役立ちます。
大豆製品・植物性たんぱく質
大豆や枝豆、納豆などの豆類は、脂質を控えながらたんぱく質をしっかり摂れる植物性食品です。
納豆おにぎりは腸内環境を整えつつたんぱく質を補給でき、枝豆を混ぜ込めばビタミンB群や食物繊維もプラス。
豆腐や厚揚げを刻んで混ぜるアレンジもおすすめで、やさしい味わいと腹持ちの良さが両立します。
動物性たんぱく質と組み合わせることで、アミノ酸バランスがさらに整い、筋肉合成にも効果的です。
魚介・海藻・乳製品などの補助具材
魚肉ソーセージやちくわなどの魚介加工品は、調理いらずで高たんぱく・低脂質の優秀な具材です。
チーズを加えればカルシウムが補給でき、筋肉と骨の両方をサポートします。さらに海苔やとろろ昆布、しらすなどを取り入れることでミネラルやヨウ素をプラスでき、代謝を助けるビタミンB群も摂取できます。
少量でも栄養価を高められる「補助具材」を組み合わせることで、見た目にも味にも満足感のある高たんぱくおにぎりが完成します。
高たんぱくおにぎりの栄養バランスのコツと組み合わせ方
高たんぱくおにぎりを作る際は、「主食(米)×主菜(たんぱく源)×副菜(ビタミン・ミネラル源)」の意識が大切です。
白米だけでなく、雑穀米やもち麦を加えれば、食物繊維・マグネシウム・ビタミンB群がプラスされ、たんぱく質の代謝効率も向上します。
彩りのある海藻や野菜を少量加えることで、味の満足度だけでなく体調サポート効果も期待できます。
米との相乗効果
米は優れたエネルギー源で、たんぱく質の吸収を助ける炭水化物を含みます。
たんぱく質はエネルギーが不足すると体内で燃焼してしまうため、米と組み合わせて食べることで筋肉の維持や修復に使われやすくなります。
雑穀米やもち麦を混ぜたごはんは、白米の欠点であるビタミン・ミネラル不足を補い、血糖値の上昇もゆるやかにしてくれます。
おにぎりとして食べる際も、主食とたんぱく質を一体化できるのが魅力です。
ビタミン・ミネラルを補う工夫
高たんぱく食は筋肉づくりに欠かせませんが、ビタミンやミネラルが不足すると代謝が滞り、せっかく摂ったたんぱく質を効率よく使えません。
海苔・昆布・しらすなどの海産物でカルシウムやヨウ素を補い、大葉やにんじんなどの野菜でβカロテンやビタミンCを摂取しましょう。
抗酸化作用のあるビタミンEを含むごまやナッツを加えると、筋肉疲労の軽減にもつながります。小さな具材でも「代謝のサポート役」として大きな効果を発揮します。
タンパク質:炭水化物=1:3〜4の黄金比
理想的な栄養バランスは、たんぱく質1に対して炭水化物3〜4。
おにぎり1個(約100g)に対して、たんぱく質が7〜10g含まれるとバランスが良いとされています。
鮭・ツナ・卵・枝豆などを中心に、動物性と植物性を組み合わせると、吸収のスピードとアミノ酸バランスの両方を整えることができます。
この比率を意識するだけで、筋肉の合成効率や持久力の維持にも好影響を与えます。
高たんぱくおにぎりを作るときの注意点
高たんぱくおにぎりを作る際は特に、脂質や塩分の摂りすぎ、消化の悪さには注意が必要です。
トレーニング前後・仕事中・作り置きなど、食べるシーンに合わせて適した具材を選ぶことで、より効果的に体に栄養を届けることができます。
脂質・塩分過多に注意
ツナマヨや唐揚げ、チーズなどの具材はたんぱく質が多い反面、脂質も高くなりがちです。
脂質はエネルギー源として必要な栄養素ですが、摂りすぎると胃もたれや消化不良の原因になります。
特に運動前後に食べる場合は、オイル漬けツナではなく水煮ツナを使う、チーズを少量に抑えるなどの工夫を。
また、鮭フレークや明太子、梅干しなどの塩蔵品も塩分が多く、1個あたり1g以上含むこともあります。食塩の摂取量が多いとむくみや血圧上昇につながるため、減塩タイプを選ぶか、具材を小さめに調整すると良いでしょう。
消化のしやすさ(運動前後で選ぶ具材)
運動前やトレーニング直後は、消化の良い具材を選ぶのがポイントです。
消化に時間がかかる脂質や食物繊維が多い具材(ツナマヨ、昆布佃煮、根菜など)は控えめに。代わりに、梅干しや塩むすび、しらす、温野菜などシンプルな具材を選ぶと、胃に負担をかけずにエネルギーを補給できます。
一方、運動後は筋肉修復にたんぱく質を多めに摂りたいタイミング。卵やツナ、鶏むね肉など、吸収の早い動物性たんぱく質を中心にすると、筋合成を効率よくサポートできます。
高たんぱくおにぎりの保存・作り置きのポイント
作り置きする場合は、水分と油分の少ない具材を選ぶことが鉄則です。
ツナマヨや卵など水気の多いものは、時間が経つと傷みやすく食中毒の原因にもなります。
保存する際は、清潔な手でにぎり、しっかり冷ましてからラップで包み、冷蔵庫で保管しましょう。
冷凍保存する場合は、枝豆・鮭・おかかなどの具材が向いており、自然解凍でも風味が保てます。
電子レンジで温め直す際は、乾燥を防ぐためラップを軽くかけたままにするのがコツです。
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